ペンギンのイラスト ねずみのイラスト

川上正浩ブログ

TOP > 先生blog > 川上正浩ブログ > 日々雑記 > 敬語を考える(1)

敬語を考える(1)

 今回はちょっと敬語について話をしたいと思っている。
 おそらくこういう機会は,今回だけではないだろうなと思っているので,あらかじめタイトルには「(1)」を付けておいた。
 本ブログのタイトルのルール(と言っても自分で縛っているだけであるが)を考えると,なんとなくズルい気がしないでもないが,まぁそれはそれとして。
 とあるダイレクトメールに表現に,

「ご利用するポイント数を入力してください」

 というのがあった。
 皆さん,こういうの,気になりませんか?
 川上の感覚の問題かもしれないが。
 どこが気になるのかというと,「ご利用する」の部分である。
 最近,この手の表現をよく目にするのであるが,どうも引っかかるのである。
 どこがかというと,「利用」を「ご利用」とすることで,こう,名詞部分では敬意を払っていることが感じられるが,動詞部分の「する」がそのまま放り出されていることが気になってしまうのである。
 川上ならば「利用」は「利用」のままにして,「利用される」とか「利用いただく」とかの動詞部分を敬語的表現にするだろうな,と思うのである。
 なぜなら動作の主体に対する敬意,ということであれば,動詞部分への配慮の方が重みがあるのではないかと考えるからだ。
 そして,その動詞部分が「する」という生々しさであることが気にかかるのである。
 もちろん「ご利用いただく」でも良いけれども,これはこれで,ちょっと重すぎる気もする。
 さらに深く考えれば,「利用する」自体が一つのユニットだと考える立場をとれば(「申し訳ない」を一つのユニットであると考えて,「申し訳ありません」は間違いである,とする考え方と同じである),「ご利用する」が妥当なのかもしれないけれども,なんか,こう,釈然としないのである。
 「現代の」敬語としてどういう表現が正しいのか,ということは,多分調べればわかるのだろうが,まぁ,川上が感じる違和感ということでご理解いただきたい。
 世の中にこうした表現が非常に多いように川上は感じるので,逆に言うと,ただのイチャモンかもしれないけれど,って話ですけど。

コメントを投稿

(ご投稿いただいたコメントが投稿されるまでに、
ブログオーナーの承認が必要です。しばらくお待ちください。)


画像の中に見える文字を入力してください。

カレンダー

カテゴリ