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川上正浩ブログ

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感想から考える(2)

 ということで,調子に乗って早速第二弾であるが,とある授業で,こんな感想を頂いた。

『私も,いつも先生の配布資料は本当に授業受けているみたいで楽しいな〜と思いながら読んでいるんですが,確かに動画の方がいつもの授業形式に近いのになんでだろ? と思いました。
 今期がこの様な授業形式になってから,私の受講している授業はほとんどが動画でのオンデマンド( オフタイム )型です。
 ちゃんと真面目に受けろよって話なんですけど,やっぱりお家で受けているということもあり,動画を垂れ流してるだけで正直しっかり聞いてないです。
 お茶しながらケーキ食べたり,携帯触ったり,全然集中してないから頭に入ってこないです。
 ですが,配布資料は自分の目でしっかり読まないといけないので自然と頭に入ってきます。
 特に先生のは話口調なのでより頭に入って来やすいです。
 もしかして先生はそうなると分かっててこの形式を取ったのかな? 流石だなと思いました。 』

 というものである。
 流石だなと言われるのは流石に面映かったのであるが,ともあれ以下のようにコメントした。

『確かに,それこそ知覚の話になるかもしれませんが,「 聴く 」のは,基本相手のペース任せですよね。
 だから,結果的に「 垂れ流してるだけ 」でも,勝手に進んでいきます。
 だけど,「 読む 」のは,自分が起こしてるアクションだから,自分がやってかないと進まないし,言い方を変えれば,自分のペースで進めていくことができるっていう形になりますよね。
 なるほど,そういう違いだと考えると,読むのには積極性がそもそも必要,ということになりますね。』

 お恥ずかしいことに,そういう文脈で,聴く授業と読む授業とをこれまで比較してはいなかったのだが,そう言われてみれば確かにその通りである。
 この差を,能動的,受動的,と考えると,結局学生さんの側の受講態度とのインタラクションを含み込んで,選択する必要があろう。
 そうだなぁ。
 選択の基準としてのコストだが,遠隔授業で考えると,聴くための資料の作成と読むための資料の作成はどっちもどっち,というくらいどっちも手がかかる。
 だから,選択そのものもなかなかに難しいが,たとえば,通常の対面授業においても,「読むワーク」をうまく活用する,といった融合的な方策を考えられるかもしれない。
 「読むワーク」には,積極性も関係するが,そもそもの読みのスピード(これ自体は積極性も含み込んでいる)のばらつきを,授業としてどう吸収するかの問題が解決し難いと感じ,川上はあまり好んで取り入れてこなかった。
 「読むワーク」が必要と考えた場合には宿題のような形で提示することが多かったのだ。
 そう考えると,こうした読むワークのメリットは,遠隔授業(というよりオフタイム授業)の今こそ,活用しがいのあるワークなのかもしれない。
 今週で,本学の遠隔授業も6回目なのであるが,なかなかにビシッと定まってきているとは言い難い。
 今後もいろいろと思考しながら,そして試行しながら取り組んでいきたいと思う。
 とにかく同音異義語でまとめれば良いと思っているのでは?って話ですけど。

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