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川上正浩ブログ

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妖精の要請を

 今思うと随分と前のことであるが(新型コロナウィルスの影響で,本学は現在,学生さんの立ち入りを禁じているのである),研究室でとある学生さんと一緒に,とある作業に取りかかった。
 それはまったく知的な作業ではなく,例えてみればiPhoneのケースを新しいケースに取り替えるような手作業だと思ってもらえば良い。
 作業としては,古いケースを本体から外すことと,新品のケースの包装を外すことを,学生さんと川上でそれぞれに分担してやろうとしていたのである。
 最初は学生さんに前者の作業,川上が後者の作業に取り掛かりかけたのであるが,ちょっと本体(この例え話の中ではiPhoneのことであるが,例え話なのでiPhoneではない。ややこしくてすみません)の性質上,そっちを扱う作業を川上がやるべきだなと思い直したので,新品パッケージを手渡しながら,

「こっち,剥いて」

と,学生さんに声をかけた。
 しかしながら,なにぶん音声での発話であるので,それだけ聞くと,歳の差バカップルか,フィンランドの妖精のカップルか,みたいな状況になってしまった。
 とある学生さんは,当然のことながら,川上の声かけの正しい意味を瞬時に理解してくれたので,クールに新品のパッケージを外す作業を引き継いでくれたのであるが,川上一人が勝手に気恥ずかしくなってしまった。
 ついでに言うと,ここで「ノンノン」か「フローレン」か,みたいな議論についても触れても良いのであるが,これはこちらが辛くなるジェネレーション・ギャップの1つであるので省略する。
 日本語には同音異義語が多いというのはよく言われ,我々漢字研究者の興味の対象の一つであるのだが,日常生活にもこういう落とし穴があるのである。
 当ブログには,日常に潜む回文を取り上げるコーナーがあるのだが(本人が勝手にやっているだけである),そうした意味では日常に潜む同音異義語を取り上げるコーナーも開設する必要があるのかもしれない。
 いや,別に必要はないだろ,って話ですけど。

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