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川上正浩ブログ

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真蛸の実験で

 タコの足には(腕か?)吸盤が並んでいて,この吸盤は,大抵のものにくっつくようにできているとのこと。
 しかも,この吸着は,反射的に起こるらしく,切断された足(腕か?)であっても,1時間程度は勝手にくっつくのだという。
 しかし,である。
 タコの吸盤は,切断されたものであっても,自分の体にはくっつかないのだ。
 確かに,自分の体にも反射的にくっついてしまうのであれば,日常生活の中で絡まりまくってしまうではないか。
 ではなぜ自分の体にはくっつかないのかというと,実はこの原理は良く分かっていないのだそうだ。
 真蛸の実験でわかっているのは,以下の通り(タコだけど)。
 切断されたタコの足は(腕か?),自分の体にはくっつかない。
 しかし,そのタコの皮膚を除去し,そこに切断されたタコの足を(腕か?)近づけると,くっつく。
 また,皮膚を貼り付けた物体に,切断されたタコの足を(腕か?)近づけると,皮膚を貼り付けた部分にはくっつかず,皮膚のない場所にはくっつく。
 以上のことから,タコの皮膚には何らかの自己認識機構が存在すると考えられている。
 だから何だと言われると困るのであるが,なんだかすごい話だと思う。
 免疫とかもある種の自己認識機構であるのだと思うのだが,吸着に関して反射的に自己認識がなされているなんて,考えても見なかった。
 で,だからこそ,反射的に吸着する吸盤をたくさん持っていても,タコは絡まってしまわないのである。
 心理学における自己認識といえば,鏡像認知の話がある。
 つまり,鏡に映った自分の像を,自分であると認識できるかどうか,という話である。
 ルージュテストやマークテストと呼ばれる方法は,たとえば寝ている間にほっぺに口紅などをつけておき,目覚めて鏡を見た子どもが,自分のほっぺに「何か付いてる!」と考えることができるかどうかをチェックする方法である。
 大人にとっては当たり前のことであるが,人間でも2歳前後になって,やっと獲得できる能力であるとされる。
 で。
 この鏡像認知,実はイカはできる,と言われているらしい。
 イカはイカですごいな。
 ということで,イカだけに,以下略,って話ですけど。

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