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川上正浩ブログ

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示申の方式を使う

 さて。
 お気付きの方も少ないかもしれないが,実はこのブログのタイトルにはこだわりがあって,必ず漢字二字熟語で始めることにしている。
 もちろん厳密に言えば,我々漢字研究者が擬似熟語と呼ぶようなもの(川上のある種の論文では擬似熟語と非熟語とを区別したりもしているが,ここは学術論文ではないので緩めの定義で話すことにしよう)も含まれているが,ともあれ漢字二字から始めているわけである。
 しかも,同じ漢字二字は二度使わないように(シリーズ物はその限りではない)しているので,なんだかお気楽にブログを書いているように思われるかもしれないが,案外頭をひねってタイトルを考えているのである。
 このブログも600回を超えているので,なかなかに新しい漢字二字を探すのに苦労している。

 で。

 遂に先回のブログ(「九鳥の日である」)では,これまでに使ったことのない手を使ってしまった。
 ねもうす方式である。
 すなわち,カタカナの「ネ」と漢字の「申」を並べて書くことで,ネ申,すなわち神(の倍角表現)を表す方式である。
 これは我々漢字研究者にとっては,割と発想を広げやすい領域で,「麦面」みたいなものまで含めれば,かなりの数を思いつくことができると思う。
 詳しくは齋藤洋典グループの研究成果を検索していただきたいが,我々は,漢字を「切って切って切りまくり」,部品に分解するという研究を積み重ねてきているのだ。
 その結果,「喜」という漢字を見て,「あ,中に『豆』が入ってる!」みたいな歪んだ認知をしてしまう身体になってしまっているが,ねもうす方式を採るとなれば,これはかなり有利な特性になると言えよう。

 ということで,今回は,「ねもうす方式を解禁しましたよ」というだけのブログである。
 実際には,「ネ」は漢字ではないのでこれを「示」にしないといけない(もはや誰が何のために誰を縛っているのかよくわからないが)のだが,その方が,いかにも漢字研究者らしいのではないだろうか。
 ということで,ご覧のタイトルになった次第である。
 タイトルを説明するためのブログって,本末転倒では?って話ですけど。

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