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川上正浩ブログ

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謎々を思い出す(2)

 さて,先回のブログ(「謎々を思い出す(1)」)で,知らない人には謎めいた状況のまま終わってしまったので,頭を悩ませておられた方もおられるかもしれない。
 そう,ツァイガルニク効果とはなんぞや,という話である。

 ツァイガルニクは人名なので,ザイガルニックとかゼイガルニクとか表記されることもある。
 が,ともあれ,旧ソ連の心理学者,ツァイガルニクの実験が,この効果の呼び名の元になっている。
 彼女の実験は,以下のようなものであった。
 まず参加者には,3分〜5分ほどでできるような課題を次々と与えていく。
 厚紙を組み立てて箱を作ったり,粘土で何かの形を作ったりするような手作業に属する課題や,パズルや数学などの頭を使う課題などだ。
 これらの課題の半分は,実験参加者がその課題を完遂するまで行わせるが,残りの半数の課題については,実験参加者が,それを完遂する前に実験者の方でストップをかける。
 どの課題がストップをかけられるのかは,実験参加者には予測できないよう,ランダムにされていた。
 全ての課題が終わった後,実験者は,「実験中,どのような課題がありましたか?」と尋ねる。
 その結果,実験参加者は,自分が完遂した課題よりも,完遂できなかった課題を多く思い出したのだ。
 つまりは,人間は,達成できた事柄よりも,達成できなかった事柄の方をよく憶えていることが示されたわけである。
 これは緊張と緩和によって説明される。
 目的に向かって行動するとき,人は緊張状態にある。
 そして,その目的が達成されると,この緊張感は緩和されてしまう。
 つまりは,目的が達成されないと,この緊張感が持続し,それが記憶につながるというのである。
 だからこそ,目的が達成されないままに放置されていることは,心に残りやすく,また意識にも残りやすい,つまり,気になってしまうということだ。

 以上がツァイガルニク効果の説明である。


 え?気になってるのはそこじゃない?って話ですけど。

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