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川上正浩ブログ

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女房の言葉を語る(1)

 先回のブログ(「御田に疑問を感じる」)で,シレッと女房言葉の話を書いたのであるが,この話は結構好きな話なので膨らませておきたい。

 女房言葉というのは,室町時代初期頃から宮中や院に仕える女性たちが使い始めたという「隠語的な」言葉である。
 たとえば,頭に「お」を付けて丁寧さを表現する言葉などがそれである。
 以前のブログ(「霰餅に思いを馳せる」)でも取り上げた「おかき」は,そこでも書いたように欠き割り,欠き餅,という呼び方が「おかき」になったものであるが,これも女房言葉の一つである。
 あるいは「おかず」という言葉も,「数」を揃えるものであるから,これを丁寧に言って「おかず」と表現されるわけだ。
 少々belowな話(汲み取ってください)になるが,「鳴らす」ことから,これに丁寧に「お」を付けた表現である「おなら」も女房言葉なのである。

 ちなみにこの系統の言葉のリーダー格(と川上が勝手に思っている)は「おみおつけ」である。
 味噌汁を表すこの「おみおつけ」,漢字で書けますか?(後述のように,諸説あるのだが)

 漢字で書けば「御御御付け」,つまり「付け」の部分以外は,全てが丁寧表現なのである。
 ご飯に「付け」るものである汁物を「おつけ」と呼んだことから,その丁寧表現がエスカレートして,最終的に「御御御付け」になったと言われる。

 まぁこれには実は諸説あって,味噌を表す女房言葉である「おみ(御味)」と汁物を表す「おつけ(御付け)」が合わさって,「おみおつけ」すなわち「御味御付け」になったものだとも言われている。
 なんとなくこちらの方が正しそうなのだが,前者の方が面白いので,ついついそちらで話してしまうのである(そんなことで良いのか)。

 で,肝心の女房言葉の話なのだが,と書いたところで気がついたら,もう既にそこそこの分量になっているではないか。
 うーん,あまり長くなってもいけないので(何目線か?),今日のところはここらで,次回に続くということにしよう。
 待て次号,って話ですけど。

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