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川上正浩ブログ

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霰餅に思いを馳せる

 知らない人は全く知らないと思うが,5月末に「チーズあられ販売終了!」のニュースが話題となった。
 静岡県のエルミオーレ製菓の「チーズあられ」だが,会社が5月いっぱいで業務終了となるのに伴い,製造中止になるとのこと。

 このニュースに関する記事の中で,ちょっと見逃せないポイントがあった。

 それは,とある記事の中で,「チーズあられ」の説明として,「パリッとしたおかきにチーズがまぶされた懐かしい味」と書かれていたことである。
 あれ?「チーズあられ」って「おかき」だったの?

 そもそも,「おかき」と「あられ」の違いは,大きさの違いであると言われている。

 大きいのが「おかき」,小さいのが「あられ」である(ワシとタカみたいである。詳しくは以前のブログ「鷲鷹を区別する」を参照されたい)。

 おかきの起源は,お供えしていて固くなってしまったお餅を欠き割って食べたのが始まりとか。
 欠き割りという呼び方が「おかき」になったそうなので,まぁそれなりに大きそうだ。
 一方のあられは,お餅を切ったり砕いたりして,これを炒って作り,「霰餅(あられもち)」と呼ばれていたようだ。
 霰餅と呼ばれるようになったのは,その炒る音や出来上がった形があられに似ていることからだそうで,そういう意味でもそこそこ小さいイメージである。
 ついでに言うと,もう一つ,区別がつきにくい「おせんべい」であるが,これは「あられ」「おかき」とは材料が違う。
 先ほど説明したように,お餅(もち米)を材料にして作られるのがおかきであるのに対して,普通のお米(うるち米)から作られるのがおせんべいである。
 ま,それはさておき。
 大きさ的に「チーズあられ」が「あられ」なのか「おかき」なのかと言えば,確かに小さい気がするでしょう?
 ブルボンの「チーズおかき」と較べると,やはり「チーズおかき」の大きさが際立ち(しかしながらブルボンのチーズおかきは,とても欠き割って作られたような形をしていないが,まぁそこは目をつぶろう),「チーズあられ」の方が小さい。
 つまり,「チーズあられ」はやはり「おかき」ではなく,正しく「あられ」と呼ばれるべきなのではないだろうか。

 ところが,である。
 さらに驚きの事実があった。
 エルミオーレ製菓の「チーズあられ」の原材料を見てみると,

「小麦粉(国内製造)」

 と書かれているではないか!

 散々,大きさの違いとか,もち米とうるち米の違いとか言ってきたけれど,「チーズあられ」に関してはそもそも根本的な定義が満たされていないような気がするのだ。

 いやいや,しかし,そんなことは小さなことである。
 「チーズあられ」が多くのファンに愛されたことは,今回の製造中止のニュースがネットでかなりの衝撃を持って取り上げられたことからも間違いない。
 こういう「チーズあられ」(実は,「チーズあられ」はエルミオーレ製菓さんだけではなく,全国の様々なメーカーさんが作っておられるとのことである)は,川上も小さい頃,美味しく頂いた記憶がある。
 じゃぁそんなイチャモンめいたブログ書くなよ,って話ですけど。

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