鷲鷹を区別する

 タイトル,発音するともののけ姫みたいな感じになってしまうが,そんな話ではない。
 
 クジラとイルカは,そのサイズによって,どちらに当たるのかが定義されている,という話は知っていたが,ワシとタカもそうであるというのを先日初めて知った。
 ザックリ言うと,大きい方がワシで,小さい方がタカであるらしい。
 すると「オオタカ」というのはどういう扱いなのか今ひとつ釈然としない。
 大きさに関して言えば,おそらく数値としての基準が存在する(というかおそらく作りたくなるのだろう)はずだが(ワシとタカの場合は体長50cmくらい,とのことである),どう考えても“微妙な位置”に来る種というのは存在するだろう。
 実際,日本名ではタカとされているが,英語名ではeagle,という鳥もいるらしい。
 日本名“クマタカ”に至っては,その英語名はMountain Hawk Eagleとのこと。
 どないしたらええねん,という感じである。
 
 ともあれ,こうした定義の難しさというのがこういう業界(?)にもあるのだなぁと思う。
 心理学に関して言えば,その定義の難しさは論を待たないと思う。
 心理業界というのは,扱っている内容を定義することがきわめて困難であるのだ。
 しかし,ここ(定義)から始めないと話にならないのもまた事実である。
 そう言えば本ブログも,ブログの定義からその第一回を始めたことを思い出す。
 ともあれ,心理学においては,扱う対象が具体物でないことがほとんどなので,その概念をいかに定義するのかが,議論をスタートさせるための第一歩となる。
 たとえば「ケータイ依存」とはどういう状況であるのか,これを測定可能な状態で定義しておかなければ,これについて心理学的研究(結果)として論じることは不可能である。
 この際のポイントはおそらく信頼性と妥当性である。
 この場はあくまでもブログであるので,あまり厳密な話をするのは控え,あえてざっくりとしか語らないが,その定義が,ちゃんと測れる形になっているのか,というのが信頼性であり,その定義で多くの人が納得いくのか,というのが妥当性である。
 後者については,実際の研究の段階ではあまり大きな問題ではなく(と,個人的には思っている),その研究結果の解釈やら拡張やらを考える段階で大きな問題になるのだ。
 当面は,それについて議論する研究者達の間で概念が共有されることが大事なのである。
 つまりは,それを共有して議論する人達がそれなりに存在するならば,妥当性の問題はある意味クリアされたことになるのではなかろうか。
 これ以上の話はおそらくブログの域を越えるので(既に越えているかもしれない),ここではこれ以上は展開しない。
 興味がある人は研究室へ。
 どんなブログやねん,って話ですけど。

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