読書を勧める(10)

 さて。
 予告の通り,最近読んだプレゼンテーションに関する本を紹介したい。
 
ガー・レイノルズ 著 「プレゼンテーションzenデザイン あなたのプレゼンを強化するデザインの原則とテクニック」 ピアソン・エデュケーション
 
 どうやらシリーズものらしく,「プレゼンテーションzen」というのが以前に刊行されているようだ。
 内容については,あまり紹介するわけにはいかないと思うのだが,自分なりにまとめるとすれば「大胆に,そしてシンプルに」ということなのだろう。
 この本を読んでいて,意を強くする部分と,反省する部分とがあった。
 たとえばフォントの使い方に関して言えば,これまでどうしても過装飾になってしまっており,その点については反省したので,意識して少しシンプルにしているつもりである。
 最近のプレゼンをご覧になった方は,ひょっとしたらお気づきかもしれないが。
 人間いろいろな機能があれば,ついつい使いたくなってしまうものであり(たとえば画面切り換え時のエフェクトとか),自身も多分にそういうところがあったわけであるが,抑制すべきところを抑制することが,むしろ効果を持つ場合があると,たくさんの綺麗な実例を見せられて納得した次第である。
 
 さらに,この本に関して言えば,例示の画面として呈示されているプレゼンテーションの多くが,Apple社のプレゼンテーションソフト「keynote」で作成されたものであり(著者はどうやらAppleとゆかりのある人らしい),同じソフトを使用している身としては,直接的に参考になる感じが強い。
 keynoteを使い始めてからというもの,powerpointを使用することがめっきり減ってしまっているのだが,世間の大勢は明らかにpowerpointに傾いているわけで,そうした中で出会ったこの本は,誠にありがたいものであった。
 
 ともあれ,ただただ眺めるだけでも随分と美しい本であり,あまり堅苦しく「プレゼンとは…」と考えてもらわなくても良いのかもしれない。
 
 まぁ,効果の程は,この本を参考にした川上先生のプレゼンを見てから…ということになるのかもしれないので,なんというかこれからのプレゼンに微妙な責任感のようなものが伴って…って話ですけど。 

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