深紫にする

 

 さて。

 お約束通り,王様の話である。

 この人は,いわゆるアーティストなのであるが,“洋楽の直訳カヴァー”をやる人なのである(もちろんそんな言い方はある意味あんまりで,他にもやられているのかもしれないが,寡聞にして,一連のそれと「千の風になって」のカヴァー?しか知らない)。

 その直訳具合と来たら,

 

 “Ah, baby listen now ”

 

 

「聞いてくれ,赤ちゃん」

 

と訳しているくらいなのである。

 ロックでの頻出単語である,“baby”は,基本的にすべて「赤ちゃ〜ん」と訳されるし,先の歌詞の例は“Foxy Lady”という曲の一部なのであるが,この曲については,全編これ「狐っぽ〜い」というフレーズがちりばめられることになる。

 で,本日のブログのタイトルも一応説明しておくと,その王様のアルバムに「深紫伝説」というのがあるのだが,もうおわかりのように,これはDeep Purpleのカヴァーなのだ。

 他にも,「鉛の飛行船伝説」やら「転石伝説」,「浜っ子伝説」,「接吻伝説」,「カブトムシ外伝」に「めっちゃ陽気な鉄道伝説」といった具合に盛りだくさんなのである。

 そう言えば,その昔,仲間うちで,杏里のCAT’S EYEの歌詞を,「得体の知れない女〜」と歌うのが流行ったことがあるが,まぁ要するにそういうことである。

 

 まぁどういうことなのかよくわからないかもしれないが,要は直訳にも程があるだろう(王様の場合はだからこそ面白い)という話である。

 これもまた唐突に思い出したのであるが,その昔家庭教師をしていた中学生が「茶色さん」という訳をひねり出してきたことがあって,もちろんこれは「Mr. Brown」を彼なりに訳した結果なのであった。

 「じゃぁMiss Greenはミドリさんか!」と思わず突っ込んでしまったが,それはそれで良いような気も少しする。

 論旨が不明確になってきたのでこの辺りにしておこう。

 なんにせよ,王様について,少しは知識が増えたことと思う。

 ま,一体どこで役立つ知識か…って話ですけど。

 

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