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濁音にしたがる,濁音にしたがらない

 
 以前にとある学生さんからもらった画像であるが,もはやどこから突っ込んで良いのかよくわからないくらいに間違っている。
 
 
 
 ともあれ。
 
 もはや“アボガド”というのは“日本語”として定着している感があるので(実際,今も何の問題もなくカタカナ変換された),今さら,「正式な綴りはavocadoであるので,“ガ”の音なんかどこにも出てこない!」ということをそんなに強く言うつもりもない(普通程度に言うつもりはある)。
 
 外国語が外来語として日本に入ってくる時に,こうしたことはしばしば起こる。
 たとえば,“ギブス”という外来語はもともとの綴りはgipsであるので,“ブ”の音なんかどこにも出てこないし,“ジャグジー”という外来語はもともとの綴りはJacuzzi(人名らしい)であるので,“グ”の音なんかどこにも出てこない。
 
 どうしてそんなに濁点を付けたがるのか。
 
 まぁ,とりあえず振ってみたが,要はそれが発音しやすいからであろう。
 わざわざ言い間違えている(?)わけであるから,わざわざ言いにくい方に変えるこたぁないわけで,つまりは正しい言い方が言いにくいからこそ,言いやすい方に間違えて(あるいは省力化して)しまうわけである(書き方がややこしくて申し訳ない)。
 すなわち,こういう場合のルールは,「どっちが正しいか迷うような外来語は,言いにくい方が正しい。言いやすい方が間違い。」ということである。
 アボガドとアボカドならアボガドの方が,ギブスとギプスならギブスの方が言いやすいでしょう?
 つまり日本人にとっては,濁音が続く方が言いやすいらしい。
 
 一方で,促音の後の濁音というのは,日本人にはどうも言いにくいようで,こっちの間違い(というか日常の発音),つまり濁音にしない間違いも結構多い。
 たとえば,バッグ(bag)をバック,バッジ(badge)をバッチ,ベッド(bed)をベット,ドッグ(dog)をドック,と言ったり(場合によっては書いたり)するのは,おそらくそちらの方が発音しやすいからだろうと推測できる。
 ドッグをドックと発音したとしても,それほど誤解を招くとは思えないし,問題になるとも思えないが,ティーバッグ(tea bag)を…(以下自主規制)。
 
 ともあれ,正確な表現や発音というのには,どうしてもこだわってしまうのだ。
 
 で,翻って,先ほどの画像に見られる表記。
 それはそれで,全然発音しやすいとも思えないですけど…
 てか,CiNiiも“表記”間違ってるんですけど…って話ですけど。
 

コメント (1)

死神:

日本人にとっては、濁音が続く方が言いやすいようですね。
私は、濁音が続くほうが言いにくいような気がしますが(^_^;)
なんだか、言葉には不思議がたくさんありますね。

                  川上先生のことが好きな死神より

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