志望が提出される

  先日(といってももう去年のことになるが),現2回生,つまり来年度の3回生が,ゼミ志望理由書を提出した。

 いわゆるゼミ分属の学生側からの意思表明がなされたわけである。
 例年,まず教員側からゼミの説明があり,それを受けて,学生が志望するゼミを決め,志望理由書を提出する。
 そして,教員側がこの志望理由書に基づいて調整を行い,学生のゼミ分属が決定するわけである。
 調整,というのは,学生側からの希望が“偏る”場合の話であって,そうでなければ,もちろんそれぞれの学生さんが,入りたいと思うゼミに入ってもらえば良いだけの話である。
 とは言うものの,例年,学生さんの希望は偏るもので,しかもその偏りが案外安定していないのだ。
 もちろん,カタい人気を示して,毎年満員御礼となるゼミもあれば,うちのように基本的にマニアックになってしまうゼミもある。
 ところが,何がファクタなのかいまいちわからないのだが,うちのような少数(精鋭,と信じたい)ゼミでもたくさんの志望者が集まることがあって,去年卒業した4期生,そして一昨年卒業した3期生は,結構な人数が,第一志望としてうちのゼミを指名してくれた。
 現3回生,4回生である6期生,5期生は,いわゆる少人数であって,「認知バブルがはじけた」と言われていた。
 ところが,現2回生,思ったよりも志望者が多くて,実は少々戸惑っている。
 一方で感心したのは,学生さん達の情報収集能力である。
 実はゼミ志望理由書提出の日,とある2回生さんが研究室に訪ねてきた。
 先生,ちょっといいですか?とのことで質問されたのは,「ゼミって,志望者が○○名だったら,落とされて入れない人も出るのですか?」ということであった。
 その時は一般論として答えた(と言っても,“ケースバイケースである”ということを伝えたに過ぎない)のであるが,蓋を開けてみると,実はその2回生さんは,川上ゼミを志望してくれていて,しかも,彼女の質問にあった“○○名”という人数は,実際に川上ゼミを志望してくれた学生さんの人数とほぼ一致していた(具体的には1名のズレであった)のである。
 
 そもそも,その質問をされた段階では,まさか○○名も,川上ゼミに集まるとは思っていなかったため,件の学生さんが川上ゼミを志望しているなどとは夢にも思っていなかったのであるが,そうしてみると,実際にはまだ志望理由書の提出がなされていない段階で,件の2回生さんは,志望者(つまり場合によってはライバル)の人数を,きわめて正確に把握していたわけである。
 こうした場面での情報収集の重要性は今さら言うまでもないが,それがきっちりできていることに,驚くと同時に少し安心させてもらった。
 
 もうすぐ,各ゼミの正式なメンバが発表されると思うが,みんなそれぞれのゼミで頑張ってもらいたいものだと思う。
 
 うーん,なんだか今日のブログ,志望者が多かったっていう浮かれ話なんじゃ…って話ですけど。

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