実は現在集中講義中であるのだが(例によって,記述とアップのタイミングがずれているので,“現在”ではない),いわゆる夜間の授業なので終わるのが夜の9時過ぎとかになる。
夜間の集中講義担当講師には,ありがたいことに夕食が支給されることになっており,近くのお寿司屋さんとかでとってもらったお弁当などをいただくことになる。
ただ,授業が6時過ぎから9時過ぎ,ということなので,夕食をとらせていただく時間が必然的に6時前になってしまう。
で。
怒濤のようなマシンガントーク授業を終えると,必然的に,“また”お腹が空いてしまうのである。
この集中講義は泊まりがけで行っているので,近所の宿泊施設に泊まっているわけであるが,その宿泊施設に帰る道すがら,どうしてもコンビニに足が向いてしまうのだ(実際には車を運転しているので,“腕が向いてしまう”あるいは“腕で向かせてしまう”という方が正確かもしれない)。
今日も帰りにコンビニにサンドイッチを調達に立ち寄ったわけであるが,店内に入ろうとしたところを,「あ,先生」と声をかけられた。
先ほどまで授業を受けてくれていた,3人の男子学生さんである。
おぅ,という感じで,いろいろと話をした。
ちょっといろんな意味で差し障りがあるような気もする話題もあったので,内容についてはここではこれ以上展開しないが,授業を離れた場所で,ある意味学生さんにとっては“解放された”後で,わざわざこちらに声をかけてくれて,いろいろと話をしてくれたことを非常に嬉しく思った。
こういうことがあると,授業をやっていて良かったな,と思う。また,それと同時に,授業だけでは不十分なのかな,とも思う。
今日の3人の学生さん達についても,授業という“枠”の中だけではなかなかに難しい交流もできたと思うし,授業を通して伝えたいと思っていることを補足することもできたと思っている。
授業という枠の限界はあるけれど,そこで重要なのはやはり関係性なのかな,とあらためて感じた。
ついでに,今回の集中講義でもう一つ嬉しかったのは,教員控え室の事務員さんの対応であった。
ここの集中講義は,かれこれ10年以上行っているので,事務員さんとも当然顔見知りであり(この事務員さんは,ここ数年お会いするようになったのだが),夕食の出前を頼んでいただく時に,こちらの希望を聞いてくださるのだ。
で,本日。
何を頼んでもらうか,という会話の折に,以下のような会話が展開された。
「今日は何にしましょうか。丼物かお弁当か…?」
「えっと,じゃぁ,お弁当をお願いします」
「わかりました。…先生,嫌いなものありましたよねぇ。漬け物と…」
「キュウリです」
こういう,なんだか自分のことを覚えていてもらえた,という感覚はなかなかに嬉しいものだ。
特に一年に一回,一週間ほど来ているだけの身としては,そういうのを把握してもらえていることは,ありがたいことである。
そういえば,院生時代にほぼ日参していた大学近くの中華料理屋の奥さんは,天津飯を注文すると,黙っていても紅ショウガを載せずに持って来てくれて,これが非常に嬉しかったのだが,先日,随分と久しぶりに(というか数年ぶりという単位である)お店に入ってみたら,変わらず黙っていても紅ショウガ無しにしてくれて,少し感動した。
結局。
さっきの話に戻る感じだが,関係性ということだと思う。
「非常勤講師の一人」「お客の一人」,といったone of themではなくて,“個人”として扱ってもらえる,関係性を感じることが嬉しいのだ。
だから学生さん達に対しても,one of the studentsではなく,それぞれ個人の学生さんとして接していかなければと思う。
そんなことをあらためて感じた,集中講義の夜であった。
ちょっといつもとは違う感じのブログだが,たまにはこんな話も…って話ですけど。
コメント (2)
集中講義、お疲れ様でした。
進化しても芯が変わらない川上先生の講義に触れて、また1年頑張れる気がして来ました(まるで初詣か何かみたいですが)
それはそうと、先生の苦手なのってキュウリだったんですか。すみません、ビンゴで持って行ってしまって。
ああ、こんなことなら無人売店で買うの、冬瓜にしておけばよかった…。
って、どんな田舎の大学なんでしょう(苦笑)
投稿者: abekuninari | 2008年9月27日 02:35
日時: 2008年9月27日 02:35
集中講義の折はありがとう。
毎年足を運んでいただいて感謝しています。
そうなんです,キュウリが苦手なんです。いや,苦手なんて
もんじゃないですね。天敵です。
せっかくのお心遣いだったのに申し訳ありません。
まぁ,田舎具合では,ある意味うちの大学も負けていませんが。。。
投稿者: 川上 | 2008年9月27日 21:27
日時: 2008年9月27日 21:27